
私は常々日本の言葉は世界一美しいと思っています。
豊かな四季があるために生まれた情緒あふれる日本の言葉を
大切に伝えていく使命があるのです。
西洋人は虫の鳴く声がただの雑音にしか聞こえないそうです。
日本人は虫の音を聞くために窓を開け、庭へ出てみます。
そもそも感性の歴史が違うのです。
それでは、思いつくまま、美しい日本の言葉を挙げてみましょう
蝉時雨、宵闇、まどろむ、夕立、情念、たおやか、愛しい、
はにかむ、はじらう、秋の夜長、名残惜しい、たおやめ、
気もそぞろ、すがれる、つれない、野辺の送り、へりくだる、
ひそやか、うとましい、水に流す、ままならぬ、ふつつか、
そこはかとなく、朝まだき、あさぼらけ、はらはら、
うるわしい、いそしむ、いつくしむ、いちずに、
ひたむきに、その他、多々あります。
反対に若い人を中心に、はやり言葉が蔓延しています。
例、まじ、やばい、うざい、きもい、
てゆうか~、ぶっちゃけ、~的な
この新しい言葉も進化を繰り返しながら
社会に定着して行くのでしょう。
又、方言に美しい響きをかもし出す言葉があります。
名古屋の女性言葉で、~なも、そうだなも、
ゆったり流れるそのことばには格別の風情があります。
このように方言は一つの文化として生き残ります。
心を込めた挨拶、心を込めたねぎらい、
これを私たちは言霊と呼びます。
広告のコピーも造語、駄洒落、だけでなく
正しい、美しい日本の言葉を使いたいものです。


