
▲ジョン・F・ケネディ
ある若い経営者から聞いたお話です。
1961年第35代米国大統領に就任したジョン・F・ケネディは、
日本記者団から「あなたが最も尊敬する政治家は誰ですか」
と質問を受け、「上杉鷹山です」と答えたそうです。
上杉鷹山とは江戸時代中期の大名であり、戦国武将として
名高い上杉謙信から数えて10代目、また米沢藩主上杉景勝から
9代目の藩主です。関が原の戦い後には、60万石から15万石の
減封になったにも関わらず、60万石当時の格式を踏襲したため、
収入と支出のバランスが崩れ藩の財政は傾き深刻な財政破綻に
陥ってしまいました。
そこで、上杉鷹山は徹底的な財政支出の削減と、大胆な産業振興を
図りました。積極的に新田を開発し、一方では他藩に輸出していた
特産品に付加価値をつけることを考え、さらに情報の共有化に
注力し上も下もない議論を重んじ、藩政改革を推し進めて
いったのだそうです。
こうして藩政改革を成功させた上杉鷹山ですが、彼が絶対に削減
しなかったことが1つだけあります。それは、教育費です。
「教育費は絶対に削らない」と断言し、人材育成を何より
優先させたそうです。そして、隠居後も藩政を実質指導し、
藩のために力を注いだと言われています。
上杉鷹山の藩政改革からは政治だけでなく、不況下での企業の
あり方も学ぶ事ができます。徹底して支出を抑え、一致団結し
収入を増やす努力をすることなど様々です。
私はアイディアを駆使して努力を怠らなければ、現代の経営者も
必ず活路が開けると確信しています。

